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久し振りに下書き

ぬえ―(騙)→ 霖―(惚)→ 聖―(愛)→霖ぬえ の病みぬえ成分含有と言うネタを見たのでプロットを書いてみました。


霖之助 聖 ぬえ







「ねー霖之助、霖之助の好みってどんな女性?」
「……さてね、考えたこともなかったよ」

 霖之助の言葉に、ぬえは首を振る。

「もーそんなこと言って、」
「と言われてもね」
「実は地霊殿の主から、霖之助の好みのタイプ聞いてるんだよね」
「ふむ?
 本当に意識したことはなかったのだが……深層心理というものは不思議なものだな」
「でね、でね。
 私、霖之助の好みのタイプにバッチリ当てはまる人知ってるんだ」
「……ふむ。
 そう言われると見てみたくはあるね」
「でしょ。今度紹介してあげる」

 いつものイタズラ。
 ……そのつもりだった。





「なんですか、ぬえ。
 私に会わせたい人がいるとは……」
「いーからこっち来てよ。……はい、この店」
「……香霖堂?
 そう言えば、ナズーリンから聞いたことがありますね」
「そうそう。お世話になってるから挨拶しないとね。
 ……はい、これ付けてっと」
「?」

 ぬえは聖に正体不明の種をつけると、香霖堂の扉をくぐる。

「霖之助ー。来たよー」
「お邪魔します」

 入ってきたふたりを見て……霖之助は読んでいた本を取り落とした。

「……あ、ああ。
 いらっしゃい」
「どうしたの、顔が赤いよ」
「……そんなことはない。
 いらっしゃい、ふたりとも。
 ここは妖怪、幽霊、外の世界の道具も扱う香霖堂だよ。
 好きなだけ見ていくといい」
「はい、そうさせて貰います」

 商品棚を物色し始めた聖にばれないよう、ぬえは霖之助に耳打ちする。

「ね、言ったとおりでしょ」
「……これは驚いた。確かにそうだね。
 実に……綺麗だ」
「……だよね」

 喜ぶ霖之助に……しかしぬえの顔が曇る。

 彼の聖を見つめる瞳。
 それがなんだか、気に入らなかった。

「ねぇ、聖
 ちょっといい」
「はい?」

 ぬえは聖につけていた正体不明の種を回収した。
 ほっと安心したようにため息を吐くと、霖之助に向き直る。

「えへへ、いきなり変わってビックリした?
 実はね……」
「……ん?
 何も変わっていないが」
「えっ……」

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