吸血鬼ルート
子育て搾乳シリーズ。
どうやったら搾乳できるかというウフフスレでの話題で、そういう病気と薬の話が出ました。
このシリーズはとりあえず打ち止め。
狙いがちょっと特殊だったかもしれないと今思った。
もちろん後悔はしていない。
霖之助 レミリア
「吸血鬼の血が欲しいなんて、変わった事を言うのね」
「自分でもそう思うよ」
紅魔館に手紙を送って早1週間。
要望通り、吸血鬼はひとりで香霖堂にやってきた。
霖之助は懐から、ふたつの小瓶を取り出す。
「先ほど説明したとおり、この薬を飲めば授乳が可能になる。僕はそれが欲しい。一年間くらいね」
「それで、対価はあなたの血液だというの?」
「ああ。母乳は血液に近いと話だし……治った後ならいつ吸いに来てくれても構わない」
霖之助は真っ直ぐにレミリアを見つめた。
相手は大きな屋敷の当主だ。
いくら香霖堂が外の世界の道具を扱うとは言えそれ相応の商品となると……残念ながら、あまり心当たりがなかった。
しかも相手が気に入るかは別問題だ。
思いつく中でもっとも交渉に使えそうなもの……。
霖之助が選んだのは、彼自身だった。
道具屋としてではなく霖之助個人の問題なので、なりふり構っていられないというのもある。
「無理ね。血液だけじゃまったく釣り合ってないわ」
「……そうか」
長く息を吐き出す。
これで望みは潰えてしまった。
運命を操るという彼女がそう選んだのなら仕方のないことだろう。
「すまない。無駄な時間を取らせてしまったね。この埋め合わせは……」
「何を言っているのかしら」
霖之助の言葉を遮り、レミリアは薬の瓶を手に取った。
そして一息で飲み干す。
驚く霖之助に、時戻しの薬を突きつけた。
「血液だけじゃ、と言ったのよ。
あとの1年間の時間ごと、私に差し出しなさい」
「お嬢様、ですからそのようなことは私が……」
「だからただ母乳が出るようになっただけで私の身体は変わってないんだって言ってるのよ、咲夜」
レミリアが霖之助(子)を紅魔館に連れてきて一月。
相変わらず騒がしい毎日が続いていた。
「しかしですね、お嬢様」
「だいたいそんなに過保護にしなくても……あら、あいつはどこに行ったのかしら」
「ねえねえ、この子、私の胸にも吸い付いてくるよ。
あはは、くすぐったい」
「ちょっとフラン、何やってるのよ」
いつの間にかフランの腕の中に抱かれている霖之助を見やり、レミリアは驚きの声を上げた。
「というか、なんでフランが授乳してるのよ!」
「いえ、その……。
もしものことがあればと思い薬師に擬似妊娠薬の予備をもらってきたのですが……」
「……ですが? その先を言ってみなさい」
「妹様に飲まれてしまいまして」
咲夜の言葉通り、フランは霖之助を自分の胸に押し当てていた。
危なげのない、妙に慣れた手つき。
最近レミリアを凝視していたのはこの事を見越してのことだったのかもしれない。
「えー、お姉様より私の方がいいって言ってるよ」
「言ってないでしょ、そんな事。ていうか喋れないし」
「そうですよ、そんな事で張り合わないでください」
咲夜も霖之助を取り戻そうと機会を伺っているようだ。
……その姿を見て、ふとレミリアは先ほどからの疑問を口に出した。
「あと咲夜、予備の薬って誰が飲むつもりだったのかしら」
「えっと……」
どうやったら搾乳できるかというウフフスレでの話題で、そういう病気と薬の話が出ました。
このシリーズはとりあえず打ち止め。
狙いがちょっと特殊だったかもしれないと今思った。
もちろん後悔はしていない。
霖之助 レミリア
「吸血鬼の血が欲しいなんて、変わった事を言うのね」
「自分でもそう思うよ」
紅魔館に手紙を送って早1週間。
要望通り、吸血鬼はひとりで香霖堂にやってきた。
霖之助は懐から、ふたつの小瓶を取り出す。
「先ほど説明したとおり、この薬を飲めば授乳が可能になる。僕はそれが欲しい。一年間くらいね」
「それで、対価はあなたの血液だというの?」
「ああ。母乳は血液に近いと話だし……治った後ならいつ吸いに来てくれても構わない」
霖之助は真っ直ぐにレミリアを見つめた。
相手は大きな屋敷の当主だ。
いくら香霖堂が外の世界の道具を扱うとは言えそれ相応の商品となると……残念ながら、あまり心当たりがなかった。
しかも相手が気に入るかは別問題だ。
思いつく中でもっとも交渉に使えそうなもの……。
霖之助が選んだのは、彼自身だった。
道具屋としてではなく霖之助個人の問題なので、なりふり構っていられないというのもある。
「無理ね。血液だけじゃまったく釣り合ってないわ」
「……そうか」
長く息を吐き出す。
これで望みは潰えてしまった。
運命を操るという彼女がそう選んだのなら仕方のないことだろう。
「すまない。無駄な時間を取らせてしまったね。この埋め合わせは……」
「何を言っているのかしら」
霖之助の言葉を遮り、レミリアは薬の瓶を手に取った。
そして一息で飲み干す。
驚く霖之助に、時戻しの薬を突きつけた。
「血液だけじゃ、と言ったのよ。
あとの1年間の時間ごと、私に差し出しなさい」
「お嬢様、ですからそのようなことは私が……」
「だからただ母乳が出るようになっただけで私の身体は変わってないんだって言ってるのよ、咲夜」
レミリアが霖之助(子)を紅魔館に連れてきて一月。
相変わらず騒がしい毎日が続いていた。
「しかしですね、お嬢様」
「だいたいそんなに過保護にしなくても……あら、あいつはどこに行ったのかしら」
「ねえねえ、この子、私の胸にも吸い付いてくるよ。
あはは、くすぐったい」
「ちょっとフラン、何やってるのよ」
いつの間にかフランの腕の中に抱かれている霖之助を見やり、レミリアは驚きの声を上げた。
「というか、なんでフランが授乳してるのよ!」
「いえ、その……。
もしものことがあればと思い薬師に擬似妊娠薬の予備をもらってきたのですが……」
「……ですが? その先を言ってみなさい」
「妹様に飲まれてしまいまして」
咲夜の言葉通り、フランは霖之助を自分の胸に押し当てていた。
危なげのない、妙に慣れた手つき。
最近レミリアを凝視していたのはこの事を見越してのことだったのかもしれない。
「えー、お姉様より私の方がいいって言ってるよ」
「言ってないでしょ、そんな事。ていうか喋れないし」
「そうですよ、そんな事で張り合わないでください」
咲夜も霖之助を取り戻そうと機会を伺っているようだ。
……その姿を見て、ふとレミリアは先ほどからの疑問を口に出した。
「あと咲夜、予備の薬って誰が飲むつもりだったのかしら」
「えっと……」
コメントの投稿
No title
パチュリーも参加するんですね、わかります
No title
こうも微乳達に搾乳をさせるとは………
ありがとうございます!
ありがとうございます!
りんのすけを奪い合うレミリア…フラン…咲夜……GJ
この作品は1~2カ月位に一度はよみたくなるなあ。
ちょっとだけ成長した霖サンに周りの方達がどういう反応をするのかな、と妄想するだけで、ご飯おひつで三杯ですw
ちょっとだけ成長した霖サンに周りの方達がどういう反応をするのかな、と妄想するだけで、ご飯おひつで三杯ですw