酉京都幻想 第9話
『酉京都幻想 第8話』の続きっぽく。
多分次でラストです。
霖之助 蓮子 メリー
――霖之助さん。
ただ、彼女の書いた文字を読む。
それだけで、聞き慣れた――何度も繰り返されたやりとりが、妙な現実感を伴って木霊する。
「あけましておめでとう、霊夢」
霖之助はひとり呟くと、読み終わった手紙を紙の束の一番上へと重ねた。
これで一通り目を通し終わった。
思えば、ほとんどの知り合いから手紙――年賀状が届いていた気がする。
少し前に紫から手紙を書くように頼まれたのだが、何度もやりとりするのは賢者といえど大変だしキリがないというので、年賀状でまとめて、ということになった。
「皆、これくらいマメに店に来てくれればいいんだがね」
葉書の山を見て、苦笑する霖之助。
年末年始の休みに、霖之助はひとりこの部屋で留守番をしていた。
新年明ければ大学はすぐに試験期間に入る。
霖之助にとっておそらく最後の試験だ。ここで落とすわけにも行かない。
蓮子は実家に帰り、メリーはまた付いていった。
もっとも、紫の能力をもってすれば距離など関係ないので、何度か様子を見に現れたのだが。
この年賀状も年始に紫が持ってきたものだ。
読むのもなかなか大変だったが、書くのも随分苦労した気がする。
渡し忘れたら失礼かと思い……ついでに営業もかねて、常連はおろか妖精にまで年賀状を書いたのでかなりの時間を要した。
紫が直接届けてくれると言うから、住所は書く必要がなかったのが救いだろうか。
尤も、手紙の内容も簡単な挨拶程度なのだが、ひとりひとり文面を変えるのに苦労した。
……だが、それだけの価値はあったと思う。
この時代年賀状という風習は既に無いらしく、蓮子からはメールで挨拶が届いた。
あとはちゆりからだ。
それによると、夢美は研究の山場で手が離せないらしい。
「……静かだな」
普段3人で暮らしている部屋は、ひとりでは少し広すぎるように思う。
3人で過ごした期間が長かったからだろうか。
「たった1年だというのに……」
百年以上生きているにも関わらず、この世界の1年は霖之助にとって大きなものだった。
冬だというのに、エアコンが効いているため気温は快適である。
ストーブとは違い暑くなりすぎることもない。
幻想郷に戻っても役に立たない知識も数多いだろう。
そして同時に、幻想郷に持ち込んではいけないと思うものもあった。
実質、今後役に立つものはごく僅かと言っていいくらいだ。
それでも、霖之助は満足していた。
かねてからの夢が叶ったせいでもあるし……。
――あの少女達のおかげで、充実した時間を過ごせたせいでもある。
「ん、もうこんな時間か」
脳裏に浮かんだ少女の顔に、霖之助はふと気が付いた。
今日は彼女たちが帰ってくる日だったはずだ。
「ただいまー」
そう思った矢先、玄関から声が響いた。
続いて、バタバタと慌ただしい音。
「蓮子、あんまり慌てないでよ」
メリーの声があとから届く。
霖之助は手早く手紙を片付けると、部屋から顔を出した。
「ただいま、霖之助さん」
「お帰り、メリー。久し振り、かな」
「そうね。そうなるわね」
紫としてはほんの数日前にも会ったばかりだが。
メリーは笑みを浮かべると、軽く一礼した。
「メリー、早く早く」
「わかってるって」
蓮子の手招きに、苦笑を漏らす。
「霖之助さん、ちょっと待っててね」
「やれやれ……」
騒がしさに、しかし安心を覚えてる自分に、霖之助は肩を竦めた。
すっかりこの生活に慣れてしまっているらしい。
再び部屋に引っ込み、待つことしばし。
「もーいーよー」
「いつからかくれんぼをしていたのかな」
ノックの音に呼び出されてリビングに出ると、蓮子が自慢げに立っていた。
「じゃーん、どうかな、霖之助君?」
一瞬。
霖之助はその姿に目を奪われた。
艶やかなその姿に、感嘆のため息を漏らす。
「ほう……これは見事な振袖じゃないか」
「でしょう? 実家にあったから適当に持ってきたんだけど。
霖之助君に見せようと思って、着てみたの。
メリーに着るの手伝ってもらったんだけどね」
「手伝わされたわ」
苦笑いを浮かべるメリーはいつもの洋服姿だ。
疲れた顔をしているのは、蓮子の手伝いをしたせいだろう。
「随分年代物みたいだが……かなりの値打ちものだね」
「そうなの?」
「ああ。実家で大事に保管されてたんじゃないのかい?」
「確かにそうだった気もするような」
つつつと目を逸らす蓮子に、霖之助はため息を吐く。
本当に適当に持ってきたのだろう。
そう考えると、彼女もなかなかの目利きと言うことになるが……。
「さすが霖之助さんね」
「これくらいの目利きはね。
ふむ、しかし見れば見るほど……」
じっと見てくる霖之助に、蓮子は頬を染めた。
それから照れを隠すように、少しだけ不機嫌そうに唇を尖らせる。
「もう、さっきから服のことばっかり!」
「ま、まぁ、似合っているよ」
「そ、そお?」
その照れが伝染したかのように、霖之助も気まずげに頬をかいた。
一瞬、沈黙が落ちる。
「……私も着物を持ってくればよかったかしら」
そんなふたりを見て……メリーがぽつりと口を開く。
彼女の言葉に霖之助は慌てたように言葉を発した。
「振袖と言えば、未婚の女性の衣装という認識があってね。
長い袖には男性を誘惑するという意味があるからで……。
ああ、振袖には大振袖や中振袖、小振袖があって……」
「ふーん」
霖之助の蘊蓄を、興味なさげに聞き流す蓮子。
しかしふと気付いたように、袖を振ってみる。
ふりふり。
ふりふり。
「何をしてるんだい?」
「え? えーっと……なんともないの?」
「ん?」
首を傾げる霖之助に、蓮子はため息を吐いた。
「自分で言ったことなのに……」
「それに気付くような人なら苦労しないわよ……」
聞こえないように、メリーは同意を零す。
「それで、霖之助君のほうはどう? 勉強は捗った?」
「まあまあ、かな」
さすがにおんぶにだっこではいけないだろうと思い、霖之助は冬休み中ずっと勉強していたのだ。
一応。
しかし。
「……あの顔は嘘を吐いてる顔よ、蓮子」
「ホント?」
「ええ。霖之助さんって嘘を吐くと額に皺が寄るのよね」
メリーの発言に、思わず霖之助は額を押さえた。
「霖之助君……」
蓮子のジト目に、騙されたと気付いた時には後の祭り。
気まずげな空気があたりを支配する。
「いや、違うんだ。進んだことには違いないよ。
いつも通りとは行かないだけで」
「そうだよねー。霖之助君って頭はいいのにすぐ違うこと考えちゃうもんね」
「考察もいいけど、テストのための……点数を取る勉強にはならないわよね」
メリーと蓮子は顔を見合わせ、揃ってため息を吐いた。
「もう1年、一緒にいる?」
「実家に連絡しましょうか?」
優しげな視線と口調が、霖之助の心に痛い。
「……手伝ってくれると、すごく助かる」
「最初から素直に言えばいいのに」
「ま、霖之助さんらしいわ」
と言っても、本当に無駄ではないのだ。
この世界の道具を幻想郷にどう役立てるかや、幻想郷の技術でこの世界の道具を再現する方法など。
実に有意義な勉強時間だったと言えるだろう。
……確かに点数は取れないが。
「じゃあ手伝う代わりに、私にちょっと付き合ってよ」
「構わないが、どうするんだい?」
「うん、せっかく振袖着たんだし。出かけたいなって。
大丈夫、それくらいの遅れはすぐに取り戻せるから」
相変わらず自信たっぷりに頷く蓮子だったが、彼女にかかれば本当にそうだから侮れない。
面倒見のいい蓮子は教え方も上手いのだ。
それはこの1年近くで霖之助が一番よくわかっている。
「了解。気分転換も必要だしね。
で、どこに行くんだい?」
「初詣だよ。メリーから正月にそういうことするって教えてもらったの」
「初詣、というと神社かな」
信仰心の薄いこの世界で、既に初詣という風習は廃れているらしかった。
もちろん、田舎の方ではどうかわからないが……。
「うん。いつも人がいないから振袖が汚れる心配もないし。
ま、別のものはあるんだけど」
「別のもの?」
「そうそう、メリーなら入口が見えるんだけど……ま、関係ないよね」
呟き、蓮子は笑みを浮かべる。
霖之助に手を伸ばし、誘うように、一言。
「博麗神社って言うんだけど」
多分次でラストです。
霖之助 蓮子 メリー
――霖之助さん。
ただ、彼女の書いた文字を読む。
それだけで、聞き慣れた――何度も繰り返されたやりとりが、妙な現実感を伴って木霊する。
「あけましておめでとう、霊夢」
霖之助はひとり呟くと、読み終わった手紙を紙の束の一番上へと重ねた。
これで一通り目を通し終わった。
思えば、ほとんどの知り合いから手紙――年賀状が届いていた気がする。
少し前に紫から手紙を書くように頼まれたのだが、何度もやりとりするのは賢者といえど大変だしキリがないというので、年賀状でまとめて、ということになった。
「皆、これくらいマメに店に来てくれればいいんだがね」
葉書の山を見て、苦笑する霖之助。
年末年始の休みに、霖之助はひとりこの部屋で留守番をしていた。
新年明ければ大学はすぐに試験期間に入る。
霖之助にとっておそらく最後の試験だ。ここで落とすわけにも行かない。
蓮子は実家に帰り、メリーはまた付いていった。
もっとも、紫の能力をもってすれば距離など関係ないので、何度か様子を見に現れたのだが。
この年賀状も年始に紫が持ってきたものだ。
読むのもなかなか大変だったが、書くのも随分苦労した気がする。
渡し忘れたら失礼かと思い……ついでに営業もかねて、常連はおろか妖精にまで年賀状を書いたのでかなりの時間を要した。
紫が直接届けてくれると言うから、住所は書く必要がなかったのが救いだろうか。
尤も、手紙の内容も簡単な挨拶程度なのだが、ひとりひとり文面を変えるのに苦労した。
……だが、それだけの価値はあったと思う。
この時代年賀状という風習は既に無いらしく、蓮子からはメールで挨拶が届いた。
あとはちゆりからだ。
それによると、夢美は研究の山場で手が離せないらしい。
「……静かだな」
普段3人で暮らしている部屋は、ひとりでは少し広すぎるように思う。
3人で過ごした期間が長かったからだろうか。
「たった1年だというのに……」
百年以上生きているにも関わらず、この世界の1年は霖之助にとって大きなものだった。
冬だというのに、エアコンが効いているため気温は快適である。
ストーブとは違い暑くなりすぎることもない。
幻想郷に戻っても役に立たない知識も数多いだろう。
そして同時に、幻想郷に持ち込んではいけないと思うものもあった。
実質、今後役に立つものはごく僅かと言っていいくらいだ。
それでも、霖之助は満足していた。
かねてからの夢が叶ったせいでもあるし……。
――あの少女達のおかげで、充実した時間を過ごせたせいでもある。
「ん、もうこんな時間か」
脳裏に浮かんだ少女の顔に、霖之助はふと気が付いた。
今日は彼女たちが帰ってくる日だったはずだ。
「ただいまー」
そう思った矢先、玄関から声が響いた。
続いて、バタバタと慌ただしい音。
「蓮子、あんまり慌てないでよ」
メリーの声があとから届く。
霖之助は手早く手紙を片付けると、部屋から顔を出した。
「ただいま、霖之助さん」
「お帰り、メリー。久し振り、かな」
「そうね。そうなるわね」
紫としてはほんの数日前にも会ったばかりだが。
メリーは笑みを浮かべると、軽く一礼した。
「メリー、早く早く」
「わかってるって」
蓮子の手招きに、苦笑を漏らす。
「霖之助さん、ちょっと待っててね」
「やれやれ……」
騒がしさに、しかし安心を覚えてる自分に、霖之助は肩を竦めた。
すっかりこの生活に慣れてしまっているらしい。
再び部屋に引っ込み、待つことしばし。
「もーいーよー」
「いつからかくれんぼをしていたのかな」
ノックの音に呼び出されてリビングに出ると、蓮子が自慢げに立っていた。
「じゃーん、どうかな、霖之助君?」
一瞬。
霖之助はその姿に目を奪われた。
艶やかなその姿に、感嘆のため息を漏らす。
「ほう……これは見事な振袖じゃないか」
「でしょう? 実家にあったから適当に持ってきたんだけど。
霖之助君に見せようと思って、着てみたの。
メリーに着るの手伝ってもらったんだけどね」
「手伝わされたわ」
苦笑いを浮かべるメリーはいつもの洋服姿だ。
疲れた顔をしているのは、蓮子の手伝いをしたせいだろう。
「随分年代物みたいだが……かなりの値打ちものだね」
「そうなの?」
「ああ。実家で大事に保管されてたんじゃないのかい?」
「確かにそうだった気もするような」
つつつと目を逸らす蓮子に、霖之助はため息を吐く。
本当に適当に持ってきたのだろう。
そう考えると、彼女もなかなかの目利きと言うことになるが……。
「さすが霖之助さんね」
「これくらいの目利きはね。
ふむ、しかし見れば見るほど……」
じっと見てくる霖之助に、蓮子は頬を染めた。
それから照れを隠すように、少しだけ不機嫌そうに唇を尖らせる。
「もう、さっきから服のことばっかり!」
「ま、まぁ、似合っているよ」
「そ、そお?」
その照れが伝染したかのように、霖之助も気まずげに頬をかいた。
一瞬、沈黙が落ちる。
「……私も着物を持ってくればよかったかしら」
そんなふたりを見て……メリーがぽつりと口を開く。
彼女の言葉に霖之助は慌てたように言葉を発した。
「振袖と言えば、未婚の女性の衣装という認識があってね。
長い袖には男性を誘惑するという意味があるからで……。
ああ、振袖には大振袖や中振袖、小振袖があって……」
「ふーん」
霖之助の蘊蓄を、興味なさげに聞き流す蓮子。
しかしふと気付いたように、袖を振ってみる。
ふりふり。
ふりふり。
「何をしてるんだい?」
「え? えーっと……なんともないの?」
「ん?」
首を傾げる霖之助に、蓮子はため息を吐いた。
「自分で言ったことなのに……」
「それに気付くような人なら苦労しないわよ……」
聞こえないように、メリーは同意を零す。
「それで、霖之助君のほうはどう? 勉強は捗った?」
「まあまあ、かな」
さすがにおんぶにだっこではいけないだろうと思い、霖之助は冬休み中ずっと勉強していたのだ。
一応。
しかし。
「……あの顔は嘘を吐いてる顔よ、蓮子」
「ホント?」
「ええ。霖之助さんって嘘を吐くと額に皺が寄るのよね」
メリーの発言に、思わず霖之助は額を押さえた。
「霖之助君……」
蓮子のジト目に、騙されたと気付いた時には後の祭り。
気まずげな空気があたりを支配する。
「いや、違うんだ。進んだことには違いないよ。
いつも通りとは行かないだけで」
「そうだよねー。霖之助君って頭はいいのにすぐ違うこと考えちゃうもんね」
「考察もいいけど、テストのための……点数を取る勉強にはならないわよね」
メリーと蓮子は顔を見合わせ、揃ってため息を吐いた。
「もう1年、一緒にいる?」
「実家に連絡しましょうか?」
優しげな視線と口調が、霖之助の心に痛い。
「……手伝ってくれると、すごく助かる」
「最初から素直に言えばいいのに」
「ま、霖之助さんらしいわ」
と言っても、本当に無駄ではないのだ。
この世界の道具を幻想郷にどう役立てるかや、幻想郷の技術でこの世界の道具を再現する方法など。
実に有意義な勉強時間だったと言えるだろう。
……確かに点数は取れないが。
「じゃあ手伝う代わりに、私にちょっと付き合ってよ」
「構わないが、どうするんだい?」
「うん、せっかく振袖着たんだし。出かけたいなって。
大丈夫、それくらいの遅れはすぐに取り戻せるから」
相変わらず自信たっぷりに頷く蓮子だったが、彼女にかかれば本当にそうだから侮れない。
面倒見のいい蓮子は教え方も上手いのだ。
それはこの1年近くで霖之助が一番よくわかっている。
「了解。気分転換も必要だしね。
で、どこに行くんだい?」
「初詣だよ。メリーから正月にそういうことするって教えてもらったの」
「初詣、というと神社かな」
信仰心の薄いこの世界で、既に初詣という風習は廃れているらしかった。
もちろん、田舎の方ではどうかわからないが……。
「うん。いつも人がいないから振袖が汚れる心配もないし。
ま、別のものはあるんだけど」
「別のもの?」
「そうそう、メリーなら入口が見えるんだけど……ま、関係ないよね」
呟き、蓮子は笑みを浮かべる。
霖之助に手を伸ばし、誘うように、一言。
「博麗神社って言うんだけど」
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こ、これは勘の良い霊夢に見つかるパターン!
とうとうこのシリーズも終わってしまうのか
霖之助がいなかった幻想郷を見てみたいですチラッチラッ
とうとうこのシリーズも終わってしまうのか
霖之助がいなかった幻想郷を見てみたいですチラッチラッ
No title
霖「う、嘘だろうメリー」
メリー「ええ嘘よでも間抜けは見つかったようね」
こうですか?分かりません><
長いようで短いようなでもやっぱり長いようなこのシリーズも終わりが見えてきたのかな
くぅ~続きが気になるです
私も霖之助さんが居なかった間の幻想郷見てみたいですねぇチラッ
メリー「ええ嘘よでも間抜けは見つかったようね」
こうですか?分かりません><
長いようで短いようなでもやっぱり長いようなこのシリーズも終わりが見えてきたのかな
くぅ~続きが気になるです
私も霖之助さんが居なかった間の幻想郷見てみたいですねぇチラッ
ふりふり蓮子が可愛すぎてもうえらいことに
霖之助さんはどこまで罪な男なんですか山は死にますか
次はついにラスト…
特に楽しみにしていたシリーズだけに終わりを迎えるのが何とも惜しい気持ちです…
霖之助さんはどこまで罪な男なんですか山は死にますか
次はついにラスト…
特に楽しみにしていたシリーズだけに終わりを迎えるのが何とも惜しい気持ちです…
No title
ああぁぁ もう劇中では一年がたとうとしている・・・・蓮子ぉぉぉぉ 教授とのフラグはどうなるんだろ・・。 しかし霖之助さん相変わらずなのねw
No title
次回で終わり・・・・・だと・・・・・・?
続きが見たいような、見たくないような・・・・・・複雑!
あと霖之助がいない間に幻想郷で起きた騒動を見てみたい!
続きが見たいような、見たくないような・・・・・・複雑!
あと霖之助がいない間に幻想郷で起きた騒動を見てみたい!