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お礼とか

ドルルンさんのページをリンクに追加させていただきました。
感謝感激。
賛否分かれるハーレムものっぽいの多いため、自分から行くのは気が引けるので申請をいただけると本当に嬉しいです。

その嬉しさを創作に……変えようとして、
ドSなゆうかりんでいくか乙女なゆうかりんで行くか悩む。


霖之助 幽香








『ドS ver』


「……返してくれないか」
「い・や・よ」


 幽香は楽しそうに、わざわざ一言ずつ区切って返事をした。
 人差し指でフレームを持ち上げ、ずれを直す。


「そんなに度、強くないのね。残念」
「なにが残念だと」
「視力を失って慌てる貴方が見られないんだもの」


 幽香は霖之助に顔を近づけ、悪戯っぽい笑みを浮かべる。
 彼女は今、霖之助の眼鏡をかけていた。
 もちろん奪ったのだ。


「それは残念だった……ね」


 眼鏡を奪い返そうと幽香の顔に手を伸ばした霖之助だったが、逆に腕を彼女に掴まれる。
 幽香はその手を自らの頬に当て、感触を楽しむように頬ずり。


「返して欲しい?」
「……スペアならある」
「それじゃダメよ。私は私に懇願する貴方が見たいの」
「無理な相談だな。他を当たってくれ」
「ふーん、そういうこと言うのね」


 すぅ、と幽香の眼が細くなったかと思うと霖之助の腕に激痛が走る。
 手に力を入れたのだろう。少しだけ。


「……どう?」
「それで、僕の意見が変わると思ってるのかい?」
「そうね、いい加減付き合いも長いし」


 あやかし混じりだしね、と呟く幽香。
 事実、霖之助の腕にさほど痛みは残っていない。


「じゃ、やっぱり精神的に、か……」
「目的が違ってきていないか? いいから早く眼鏡を……」
「違ってないわよ。貴方に屈辱を教えてあげる。男としての、ね」


 幽香は再び眼鏡のずれを直すと、霖之助をタイツをはいた足で踏みつける。









『乙女 ver』


「菜の花、土筆、ワラビ、タラの芽……すごいな」
「ええ、そうでしょう? この私にかかればざっとこんなものよ」


 自信たっぷりに胸を張る幽香。
 大妖怪といえどやはり褒められるのは嬉しいらしい。


「それで、何が欲しいんだい? これだけの食材なら」
「誰があげるって言ったの?」
「……ん?」


 霖之助は首を傾げる。
 ならば道具屋に食材を持ってきて、一体何をしようというのか。


「ごはん、作って?」
「なんだって?」


 思わず耳を疑った。
 霖之助のイメージにある、目の前の大妖怪の言葉とはとうてい思えなかったのだ。


「自分で作ればいいだろう」
「それが出来たら苦労しないわよ……」


 幽香の声は小さく、聞き取ることができなかった。
 慌てて隠した指に何か巻かれてたのは……気のせいだったかもしれない。


「もし貴方のごはんが美味しかったら」
「……たら?」
「料理を教わってあげるわ!」


 ――そう言えば幽香の属性は木。
 五行を持ち出すべくも無く火に弱いとわかるだろう。
 水の属性を持つ霖之助に教わることは実は理にかなっていると考える。
 だが同じ属性の霊夢は料理が出来る。このことから……。


「ちょっと、聞いてるの?」
「……ああ、すまない。つい……」


 現実逃避も不可能のようだ。


「……やっぱり、笑う?」
「いや……」


 途端にしおらしくなった幽香に、霖之助は戸惑いを隠せなかった。





……どっちも俺のジャスティスだから困る。

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No title

俺にもジャスティスだから困る
どっちも書くといいよ!!

あいあぐり~うぃどぅゆ~っ!!

猛烈に!!
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同好の士は大ウェルカムだよね。
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