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就職なら白玉楼

ネチョ薄めの18禁。
まあそもそも僕のにエロだけを求める人はいないよね。うん。
純愛だろうがネチョだろうがキャラクターの描き方、魅力の引き出し方のひとつにしか過ぎないって誰かが言ってた気がする。
自己弁護終わり。


下書きに上げてたやつです。
尻。

霖之助 幽々子








「こんにちは」
「いらっしゃい……?」


 霖之助は香霖堂にやってきた女性を見、思わず首を傾げた。

 お嬢様然としたその物腰。
 高そうな着物。
 どこか緩そうで……隙のない振る舞い。

 例えるなら柳、だろうか。
 超然としたその微笑みは、すべて受け流しそうな、そんな感じがしてくる。

 少なくとも、従者も連れずにこのような場所に訪れるような人物には見えなかった。
 ……人間ならば。


「人間でも妖怪でも、お客なら歓迎するよ」
「あらあら」


 なにやら嬉しそうに、その女性は笑う。


「惜しいですわ」
「……うん?」
「私、亡霊ですから」


 彼女の言葉に、霖之助はため息を吐いた。


「幽霊の正体見たり、か」


 柳だと感じたのは間違いではなかったようだ。


「それで、その亡霊さんがなんの用だい?」
「ええ、買い物に来ましたの。先物買いに」


 彼女の微笑みは何故か妖怪の賢者を彷彿とさせた。
 ……同じタイプの性格かもしれない。
 紫ほどではないが見透かしてくるようなその瞳に、霖之助は胡散臭いものを感じていた。


「貴方、死ぬ予定はあるかしら?」
「ないね」
「死後の予定も?」
「あるはずがない」
「それは好都合」


 ますます深い笑みを浮かべる。
 彼女は本当に嬉しそうに笑うのだ。
 ただ、どんな受け答えをしても同じ笑みを浮かべただろう。そんな気はする。


「白玉楼で働きません?」
「それは、死んでからの話かい?」
「もちろん」


 頷く彼女に、霖之助は首を横に振った。


「そんな先のことはわからないな」
「あら? 嘘ばかりつく貴方は映姫ちゃ……閻魔様の判決で間違いなく黒ですわよ?
 今のうちに行き先を決めておいた方がいいと思うのだけど」
「嘘をついた覚えはあまり無いね」


 ただ必要なことを言わないだけだ。
 嘘と同じにして貰っては困る。


「……思い出した。君があの、妖夢の主人か」
「ご明察」


 彼女……幽々子は扇で口元を隠しながら答えた。
 笑いながらも鋭い視線に、背筋が少し冷たくなる。


「それで、冥界のお嬢様は何でまたこんなことを?」
「ええ、貴方なら妖夢とお似合いだと思いまして」
「それで、先物買い……というわけか」


 幽々子の言葉に、霖之助は肩をすくめた。


「死んでまで子守りはゴメンだね」
「貴方が死ぬときには立派に成長してると思うのだけど。
 ……貴方が育ててあげれば」
「もう手一杯だ」
「あら? もう数年待てばそれも無くなるのではないかしら。
 それに半分同士、ぴったりだと思うけど。
 ……冗談よ。そんなに睨まないで」
「全く……」


 始終ペースを握られっぱなしの会話に霖之助はひどく疲れていた。
 マイペースな幽々子は霖之助の天敵といっていいかもしれない。


「それとも……女の子に興味がないのかしら?」
「少なくとも、君たちみたいな胡散臭い妖怪はゴメンだね」


 投げやりにそう答える霖之助。しかし。


「ふ~ん……?」


 ずいっと幽々子は霖之助に顔を近づけてきた。
 むき出しの白い肩が視界に眩しい。
 華奢な割に出るべきところは出ている、むしろ豊満な肉体がすぐ目の前に迫っていた。


「嘘ばっかり。やっぱり地獄行きかしらね」
「なっ」


 幽々子は霖之助のズボンに手を這わせ、胸を霖之助に押しつけた。


「地獄行きは嫌?」
「わざわざ苦しい場所に行こうとする人間がいると思うかい?」
「そうよね。じゃあ一緒に、気持ちいいことしましょうか」


 そう言って幽々子はさらに身体全体を押しつけてくる。
 彼女の性格のようにふわふわとした肉体が、霖之助の体中を刺激した。


「妖夢には悪いけど、味見をしちゃおうかしら」


 ぺろり、と幽々子が霖之助の頬を舐めた。
 彼女が着物をめくるだけでボリュームのある乳房が目の前に現れる。


「貴方も、嫌いじゃないんでしょう?」
「……嘘つきは地獄に行くんだろう?」
「ええ、その通りよ」


 幽々子は霖之助の頭を抱くようにして自らの胸に埋めた。
 同時に着物の裾をまくると、霖之助の指を自らの秘所に誘う。


「これは……最初から濡れているな」
「だって、そのつもりで来たんですもの」


 はしたないかしら、と笑う幽々子に霖之助は首を振る。
 彼女の乳房に埋まっているので、刺激するだけに留まってしまったが。


「あん……貴方の硬いのが太股に当たってるわ」
「君のせいで僕のズボンがびしょびしょだ」
「責任転嫁はよくないわね」


 霖之助の耳元に、幽々子の熱い吐息がかかる。
 幽々子は自分の乳房を両手で圧迫し、霖之助の顔ごと押し潰す。


「私のおっぱい、好き?」
「嫌いではない、とだけ。下手に喋ると地獄行きが決定しかねないからね」
「残念。でも妖夢は好きみたいよ」
「子供と一緒にしてもらっては困る」
「あらあら、かわいそうな妖夢」


 言っている間にもお互い敏感な部分を刺激し合い、甲高い声が漏れ始めて来た。


「でも……うんっ、妖夢のためを思ってるのは、本当よ?」
「それはわかっている。妖夢の話を聞く限り……君は立派な主人らしいからね」
「あら嬉しい」


 幽々子は霖之助の頬を手で挟み、口付けを交わした。
 先ほどから霖之助の瞳には肌色とピンク色しか映っていない。


「亡霊にしては派手な色だ」
「情緒のないことを考えるわりにはやる気十分ね」


 幽々子の手には霖之助のむき出しのペニスが握られていた。
 隆々とそびえ立つそれを、自慢の胸で挟み込む。


「あら、飛び出ちゃった。大きいのね」
「サイズを比べたことはないからわからないな」


 少し照れたように、霖之助は視線を逸らす。
 幽々子は乳房に収まりきらなかった亀頭の部分を舌で刺激しつつ、胸の谷間に唾液を流し込んだ。


「んむ……うん……むちゅ……」


 豊満な胸と彼女の唾液で、ぐちゅぐちゅという水音が響く。
 上下左右に暴れる乳房に挟まれ、霖之助は鈍い痺れを覚えていた。


「ぐっ……あっ……」
「んっ……もう、出るなら出るって言って頂戴」


 幽々子は顔にかかった白い液体を、指ですくいながら口に運んだ。


「うふ、おいし……」


 溢れ、すくいきれなかった液体は乳房に擦り付ける。
 唾液と精液とでべとべとになった乳房がぬらぬらとてかり、えもいえぬ妖艶さを醸し出していた。


「しかし見事な乳房だな。母乳が出そうなくらいに」
「うふふ、試してみる?」


 幽々子はそう微笑み……首を振った。


「冗談よ。亡霊は何も生み出せない。だからこそ妖夢と……」


 言いかけて……幽々子は言葉を濁す。
 しかしすぐに、いつもの笑顔に戻った。
 底の知れない、冥さを含んだ笑顔。


「生み出せないついでに、ね。……こっちにお願い」
「……これはついでと言うより、完全に君の趣味だろう」


 尻を突き出す幽々子に、苦笑気味に首を振る。


「あら、もうばれた?」
「これではどっちが嘘つきかわからないな」


 誘われるまま、霖之助は幽々子の尻穴にペニスをあてがう。
 秘所から溢れる愛液は肛門まで十分に塗らしていた。
 また本人の資質か経験か……驚くほどスムーズに入り、しかし抜け出すのは難い。

 肉の輪で締め付けられるような快感に、霖之助は思わず声を漏らした。


「んふっ……ああ、気持ちいい……」
「ああ、まあ、うん……んっ……」
「あふっ……恥ずかしいところの裏側で……貴方を感じるわ」


 気を抜くと一気に持って行かれそうになる。
 肉棒を出し入れする際少量の空気が入り、軽快で愉快なリズムを奏でる。


「やっ……恥ずかしい音……漏れてる……」
「ああ、気にすることはないさ……うくっ……!」
「やあ……んっ……! 熱っ……」


 声を出した瞬間幽々子の尻穴が締め付けを強め、気を抜いていた霖之助はどくどくと搾り取られるのを感じた。
 幽々子の中で果てても、しかし彼女はペニスを解放しようとしない。


「ねぇ、もっと……まだ、いけるんでしょ?」
「抜かずにかい? やれやれ……」


 霖之助は苦笑しながら、再び腰に力を入れた。
 なんせ嘘つきは地獄行きなのだ。
 幽々子の突き出した尻に体重を預け、先にイカされた腹いせにと秘所と乳房を両手でまさぐる。


「あんっ、あふ……ね、ねぇ」


 嬌声を漏らす唇に限らず、身体中のあちこちに口付ける。
 どこまで唾液でどこまで愛液なのかわかりはしない。


「お尻で妊娠、させてみる?」









 朝日が昇っていた。
 幽霊は帰る時間だ。


「妖夢の教育、考えておいてね」
「考えるだけなら、ね」


 名残惜しそうに……とはとても見えない表情で、ひらひらと手を振る幽々子。


「別に夜の教育でもいいのよ? 私と一緒にね?」
「なっ……」


 からかうような笑みを残して……幽々子は消えた。


「やれやれ」


 肩を竦める。
 あの主人では妖夢の苦労は計り知れないものがある。
 少しだけ同情して……。


「社会勉強の相手程度なら、たまに……」


 あの主人のあしらい方を教えるのも悪くない。
 それにはまず、霖之助があしらい方を覚える必要があった。

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