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久々の寸止めとか

少々遅くなりましたが拝さんに咲霖漫画を描いていただきました。
その銀の輝きを
太陽の光ですら天敵ではないお嬢様たちの髪を切るのは銀のハサミかな、くらいで。
感謝感謝。


おまけ。
スレのプロットを参考にしたらくがき。

霖之助 幽香 白蓮









「ここが里で一番大きな花屋だよ」
「いろいろ売ってるんですね」
「ああ、穀物の種なんかもまとめて扱ってるみたいでね。
 たまに大妖怪も買いに来るが、あまり刺激しないように……」
「妖怪もここに買い物に?
 ああ、なんて素敵なんでしょう」
「……人間も妖怪も買い物に来る店なら、町の外にもあるんじゃないかな」


 聖の言葉に、霖之助はため息を吐いた。
 花屋に連れて行って欲しい、と頼まれたのが一刻ほど前。
 お得意様である彼女の頼みを叶えるため、はるばる人里までやって来たのだった。
 もちろん種以外の道具は香霖堂で買うことを条件にして。


「あら、霖之助じゃない」
「ん?」


 聖が店内を物色している間、手持ちぶさたに待っている途中。
 後ろからかかった声に、振り返る霖之助。

 声の主と目が合った瞬間……ため息を吐き出した。


「ごらん、彼女が件の大妖怪、風見幽香さ。
 危険な人物だから気をつけるといい」
「あら、しばらく見ないうちに言うようになったわね。
 いつの間に売れない道具屋から召使いに転職したのかしら」
「これも道具屋の業務の一環だよ。
 彼女から花屋の案内を頼まれてね」
「あなた、花を買いに来たの?」
「はい、そうなんですよ。ここはとても素敵なところですね」


 聖の言葉に、幽香は笑顔を向ける。


「なかなか見る目があるじゃない。気に入ったわ」
「紹介したのは僕だけどね」
「あら、じゃあ紹介ついでに茶屋に入るとしましょうか。
 立ち話もなんだし。霖之助の奢りでね」
「……いや、その理屈はおかしい」


 異議を申し立てる霖之助だったが、幽香は聞く耳を持っていない。
 彼の手を引き、花屋から出て行く。


「この花屋のことはまず私が説明してあげるわ」
「店員に聞いたほうが早いだろう」
「でも妖怪の目……幽香さんから見た人里のお店も気になります」
「……仕方ないな」


 渋々頷く霖之助に、幽香は彼に耳打ちをした。


「あなた、彼女には随分甘いじゃない」
「……気のせいだろう。
 そうだと感じるのは、彼女たち……寺のメンバーを含めて上客だからかな」
「ふぅん」


 彼の言葉を、しかし幽香は胡散臭そうに見つめる。


「まあいいわ、茶屋でじっくり聞かせてもらうから。
 その辺も含めて、ね」
「そうか。
 じゃあ僕はこのあたりで……」
「誰が支払いをするのよ。さっき言ったでしょう?」
「……僕は了承した覚えはないが」


 言い合う霖之助と幽香。
 そんなふたりを聖は少し遠巻きに見つめていた。
 何を話しているのかは、よく聞き取ることが出来ない。


「……仲良さそうですね」


 ため息。
 ……無意識のうちに、握っていた小石が音を立てて潰れる。


「あら、困りました」


 しばらく迷っていた聖だったが、やがて意を決したように霖之助の袖を掴

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非公開コメント

No title

パルパルパルパル、普段温厚な人が嫉妬するって萌えるよね

寸止めが露骨すぎるじゃないですかー!やだー!
後生ですから続きを…

続きを妄想でカバー余裕でした。

No title

続きが気になる・・・お願い続きを見せてください

こういう文の区切り方されてしまうと続きが凄い気になります。

それにしても嫉妬する聖
新しい…惹かれるな…

No title

俺、聖に握りつぶされた小石なんだ・・・

悔しい!でも・・・メキィ
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道草

Author:道草
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フラグを立てる話がメインなのでお気を付けください。
同好の士は大ウェルカムだよね。
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