月夜に君と
月見うどん美味しいです。
ついでにワンシーンに出せるキャラの限界を追求してみたところ大変なことに。
霖之助 パチュリー レミリア 咲夜 小悪魔 フランドール 美鈴
「君がここまで頑固だとはね。正直予想以上だよ、悪い意味で」
「あなたがそこまで融通の利かない男だとは……思ってたけど、今回ばかりは呆れ果てたわ」
霖之助は首を振り、パチュリーは大きくため息をついた。
睨み合う二人の視線が火花を散らす。
テーブルの上に置かれた紅茶はすっかりぬるくなっていたが、どちらも気にした様子はない。
「この際だから言わせてもらうが、前々から君の狭量度合いには苦言を呈したかったんだ。自分が認める物以外を是としないのならば、妄想の中に引きこもっているのと同じことだよ」
「あら、自分の趣味に合う道具ばかりを侍らせて閉じこもってるあなたに言われたくはないわね。手段と目的を履き違えたまま世界を儚むのは、何も見てないのと同じことじゃないかしら」
「魔法使いならもっと視野を広く持って他人の意見を聞き入れるべきだと言いたいんだよ、僕は」
「あなたは一度、客観的に自分を見つめ直すべきよ」
お互い一歩も譲らず、次々と捲し立てる。
そんな様子を同じテーブルで、しかし我関せずといった表情で聞き流しながら、この紅魔館の主……レミリアは小さく肩を竦めた。
「……ふたりとも、自分のことを言ってるのかしら」
「何か言った? レミィ」
「気のせいよ、パチェ」
ひらひらと手を振りながら、パチュリーから視線を逸らすレミリア。
「レミリア。この件に関して、君はどう思っているんだい?」
「そうね、私も聞きたいわ」
「ちょっと、そこで私に振らないでよ」
放っておいてくれという意思表示も虚しく、霖之助の言葉が彼女の前に立ちふさがる。
ふぁ、とあくびを噛み殺しながら、吸血鬼は二人に対して疲れた表情を浮かべた。
「別にどっちでもいいわ」
「レミィ、本気で言ってるの?」
「もちろん。本気でどうでもいいと思ってるわよ」
言葉の通り、レミリアの顔にはやる気のかけらも感じられない。
彼女はカップを傾け、一息ついてからゆっくりと口を開いた。
「だって、たかが月見うどんの食べ方でしょう?」
「一番美味しい食べ方だ。間違えないで欲しいね」
「あ、そう」
すかさず霖之助に訂正され……やはり興味なさそうにレミリアは首を振る。
しかし目の前の二人は違ったらしい。
説明が不十分だと感じたのか、霖之助は自信たっぷりに口を開いた。迷惑なことに。
考えてみれば、この二人とお茶会をするたびにこんな展開になっているような気がしなくもない。
……少しだけ自分の選択に後悔を覚えながら、彼の言葉を待つ。
「それにたかがとは言うが、食べ方ひとつとってもこだわりは千差万別。そしてそのこだわりに意味があり、順位を付けるともなれば、十分考察の余地はあると思わないかい?」
「そうよ。それに世界は何気ない日常の積み重ねでできているのだから、真理を追究するには周囲の出来事からひもといていくべきなのよ」
「大げさな。それにしても、ほんと仲いいわね貴方たち」
レミリアのぼやきを、しかし霖之助もパチュリーも聞かなかったことにしたようだ。
考えをまとめるかのように一呼吸置くと、何事もなかったかのように言葉を続ける。
「……まず確認しておこう。月見うどんを一番美味しく食べる方法だが、当然場所は外がいいだろうな。縁側でもいい。そして温かいうどんを食べるわけだから涼しくなってきた時期となる。すると晩秋の満月の晩あたりが考えられるね」
「ええ。そして曇りの日だとなおさらいいわね」
「ん、なんで? 満月なら月を見ればいいじゃない」
「わかってないな、レミリアは」
「レミィったら、まだまだね」
揃って呆れ顔を浮かべる二人。
言いたいことをぐっと堪え、レミリアは嘆息だけに留めた。
ひとつ言い返せば10にも20にもなって返ってくることは学習済み、というか体験済みなのだ。
「見えないからいいんじゃないか。雲の上には満月があるが、自分の目に映るのは丼の上の玉のみ。これでこそ月見うどんという名前の意義が果たされるというものだよ」
「それじゃあ部屋の中でも同じじゃない」
「レミィ、部屋の中じゃ月見をするって気分にはならないでしょう?」
「確かに月を見るならテラスか屋根の上だけど」
だからといって適度に相槌や質問を返さないとヘソを曲げるのがこの二人のやっかいなところである。
実に似た者同士だと思う。
「さて、ここまではいいかな?」
「まったくよくないけど、もうなんでもいいわ」
「ふむ。さて、この次が問題なんだが……」
投げやりに頷きつつ、二人を見返すレミリア。
霖之助は彼女のそんな反応を気に留めず、まるで牽制するかのようにパチュリーに視線を送りつつ、言葉を続ける。
「僕はうどんを半分くらい食べたところで黄身をつぶし、麺に絡めるのが一番美味しい食べ方だと思っている」
「無粋ね、それだと味が混ざってしまうじゃない。スープを飲む時にまとめて黄身をすするのが醍醐味だと思うわ」
「それだと一口で終わってしまい、黄身の味が存分に生かされないじゃないか」
「その儚さを楽しむものだと言ってるのよ。混ざってしまったらそれはもう月ではないわ」
再び白熱した議論が始まっていた。
まあ、これも毎度のことだ。
レミリアはお茶菓子のクッキーをつまみながら、本日何度目かのため息を吐き出した。
「あーあー。なんかそんな話をしてたわね。さっきからずっと」
「そうよ。ちゃんと話を聞いててちょうだい」
「パチェが私に無理難題を押しつけてくる……」
そんな会話は霖之助とすればいいのに、とレミリアは唇を尖らせた。
そのために彼をこの館に呼んでいるようなものなのだし。
知識人の相手をできるのは知識人だけである。
……とはいえ、たまにこうやってとばっちりが来るのは、仕方がないことと割り切ることにした。
こうやってお茶会にでも呼ばなければ、二人して何日も地下にこもっているのだし。
「ところで、レミリアはどんな食べ方をするんだい?」
「私? えーと」
霖之助に問われ、レミリアは視線を彷徨わせる。
そう意識しているわけではないので、言われてもとっさに思いつかない。
「私はパチェと同じね。一緒に食べてたら移ったというか何というか」
「ふふん、それ見なさい」
「……あれ、そうやって食べるように教えられたのだったかしら」
「単なる仕込みじゃないか」
「過程なんて些細な問題よ。重要なのはレミィが私と同じ陣営に立っているという1点だけね」
勝ち誇った表情で、パチュリーは笑う。
対する霖之助は無表情を装っていたが、悔しさが滲み出ているのを隠し切れていない。
「どう、2対1でこちらが優勢だけど、何か申し開きがあれば聞いてやってもいいわ」
「レミリア……君のことは珍しく話の合う上客だと思っていたんだが」
「ちょっと、なんで私が責められてるのよ!」
いつの間にか矛先を向けられているという事実に、レミリアは頭を振った。
彼女に睨み返されても顔色ひとつ変えず、霖之助はぽんと手を合わせる。
「紅魔館には優秀なメイドがいただろう」
「優秀すぎてネジが外れ気味のメイドならいるわね」
「洒落が効きすぎて差し引きして考えると優秀くらいの評価に収まるメイドなら知ってるわ」
「まあ、あんまりな言われようですわ」
3人の言葉に呼応するように、レミリアのすぐ隣で声が上がる。
テーブルに乗っていた3つのティーカップからはそれぞれ湯気が立ち上っていた。
お茶菓子の補充もされているようだ。
銀髪のメイドが恭しく頭を下げる。
今更こんな手品で驚く面々ではないのだが、霖之助は安堵の視線を彼女に向けたようだ。
「咲夜、いいところに来てくれたね。ちょっと聞きたいことがあるんだよ」
「はい、何なりとお尋ねください。今夜の予定でも、月見うどんの食べ方でも」
「話が早くて助かるわね」
「どうせどこかで立ち聞きしていたのでしょう。で、どうなの?」
レミリアは満足げに頷くが、パチュリーの送る視線は胡乱なものに対するそれだった。
しかしそれらをすべて受け流し、咲夜はにっこりと完璧な笑顔を浮かべる。
「私は黄身を混ぜて食べるのが好きですわ」
「ちょっと、なんでよ」
「だってその方が面白いじゃないですか」
「……獅子身中の虫ね」
いたずらっぽく笑う彼女に、パチュリーは肩を竦めた。
先ほどのお返しとばかりに、すかさず霖之助がしたり顔で割って入る。
「どうだい、これで同点だ。君の牙城は脆くも崩れ去ったわけだが」
「ふん。追いついたくらいで大きな顔しないてちょうだい。メイドに遊ばれているだけだってどうして気づかないのかしら」
「過程なんて些細な問題じゃなかったかな?」
「不毛だわ……」
「お嬢様はまだ幼くていらっしゃいますから」
レミリアの心情は、どうやらメイドには伝わらなかったらしい。
気を取り直し、目の前の惨状から目を背けつつ、従者に向かって疲れた声を上げる。
「咲夜、このくだらない論争にそろそろ決着を付けたいのだけど」
「かしこまりました、お嬢様。こんなこともあろうかと、すでに応援を呼んでおります」
つまりそれは、言い争いが長引くことを予想していたのではないだろうか。
……気にはなったが、面倒なことになりそうなので聞かないことにした。
それほど間を置かず、廊下の方から軽快な足音が聞こえてくる。
「ご指名ありがとうございます! 紅魔館の小悪魔的アイドル、小悪魔です!」
「あら小悪魔。何しに来たのかしら」
「ひっどーい! 突然呼び出されたから、パチュリー様に命じられた仕事全部ほっぽり出して駆けつけたのに!」
「そこは仕事しておきなさいよ」
思わずレミリアは同情の視線をパチュリーに向けてしまった。
咲夜は少しも動じず、楽しそうに見守っている。
霖之助とパチュリーは若干引きつった顔で、やってきた小悪魔に向き直った。
「まあいいわ。小悪魔にひとつ質問があるのだけど」
「はいはい。えーと昨日寝言でパチュリー様が呼んだ相手の名前ですか?」
「違うわ。ついでにそのことは墓まで持って行きなさい。今から送ってあげてもいいけど」
「月見うどんの食べ方だよ。黄身をいつ食べるかっていう」
「キミをいつ食べようか……? こんなところで、大胆ですね!」
照れたように身体をくねらせる小悪魔を眺め、パチュリーは疲れたような、盛大なため息をひとつ。
「……咲夜、なんでこいつを呼んだのよ」
「いいじゃないパチェ、従者は労るものよ」
横から見ている分には面白い、とレミリアの顔に書いてあったのを読んだのか、霖之助もパチュリーも渋い顔。
それでも暴走気味の小悪魔に、なんとか二人は説明を成功させたらしい。
彼女は唇に人差し指を当て、んー、と首を捻る。
「うーん。でも月見って私、食べたことないんですよね」
「あら、そうだったかしら」
「ええ。私はぶっかけ一本に絞ってますから」
キリっと表情を引き締め、小悪魔は宣言した。
「なんと言っても響きがいいですよね、ぶっかけ。あ、言わなくても分かってると思いますがもちろんトッピングはとろろなんですよ。白くてどろどろしたやつをからめるとすごく美味しくて。ちょっと聞いてますかパチュリー様」
「聞いてない。あと帰っていいわ、今すぐに」
頭痛に耐えるかのように頭を抱えていたパチュリーだったが、パチンと指を鳴らすと虚空から巨大な龍の顎が現れた。
その龍は小悪魔を一呑みにすると、そのまま虚空へと姿を消す。
あとに残ったのは静寂と、それから深いパチュリーのため息。
「……図らずも、黄身をつぶさない陣営に一票が入ってしまったわけだが」
「ノーカウントで。あんなののおかげで勝っても全く嬉しくないから」
恐る恐る、あるいは労るように声をかけた霖之助に、彼女は首を振った。
そのやりとりを横で聞いていた咲夜は、嬉しそうに手を合わせる。
「店主さん、よかったですね。ギリギリセーフですよ」
「咲夜、まさか貴方こうなることが分かってたんじゃないでしょうね」
「それは誤解ですわ、お嬢様。私はいつでもお嬢様の味方ですから」
いつも通りの笑顔でいつも通りに頭を下げる従者を見つつ、レミリアの胸中にひとつの疑念がよぎった。
……どうしてこう、紅魔館には無駄に自信たっぷりな人物しかいないのだろうか。
そんなことを思ってみたが……レミリアが他人に言えることではないので口には出さないでおく。
すると今度は、廊下から足音が二つ近づいてくるのが聞こえてきた。
「遅くなりましたー。妹様を起こすのに少々手間取りまして……」
「あら美鈴、フランも連れてきてくれたのね」
「ええ、全員集合ということだったので。咲夜さんに呼ばれてとりあえず来たんですけど、何かご用ですか?」
「ご用というか何というか。この頭でっかちな二人にちょっと付き合って欲しいんだけど」
「頭でっかちとは失礼ね、レミィ」
「じゃあ能力の無駄遣いでも何でもいいわよ」
魔法使いにとって、レミリアの紹介は不満だったらしい。
だが他にしっくりくる言葉がないのだから仕方がない。
文句を言いたそうな彼女から視線を逸らしていると、フランドールが霖之助に抱きついている光景が目に入った。
「あー、おじさま。来てたの?」
「やあフラン。お昼寝中だったのかい?」
「うん、さっきまで寝てたんだけど起こされちゃったの。でもおじさまと会えるならこんな時間に起きてみるのもいいかも」
仲の良さそうなその二人に、レミリアは唇を尖らせる。
「ずいぶん懐かれてるのね」
「おかげさまでね」
「……ふん。フラン、起きたらまず挨拶でしょう?」
「おはよーございます、おねえさま」
「なんで棒読みなのよ、全く……」
上手くいかない姉妹関係にぼやきながら、レミリアは肩を竦めた。
そんな様子を苦笑気味に眺めつつ、咲夜はパチュリーに頭を下げる。
「ではパチュリー様、説明をお願いします」
「はいはい」
事情を説明するパチュリーに、美鈴は一瞬苦笑を浮かべた。
だがそれも一瞬のこと。
「私はそのまま丸呑みですね。こう、するっと」
「えー? つぶしちゃうほうが楽しいと思うんだけど。スープの味も変わって2度楽しめるじゃない」
またもや意見が別れ、一同は顔を見合わせる。
その反応に戸惑うふたりだったが、フランドールの頭に霖之助がぽんと手を置いて撫でると、彼女はぱっと顔を輝かせた。
「妹様は店主さんや私のお仲間ですね」
「そうなの? えへへ、なんだか嬉しいかも」
「ああ、そうだね。フランが仲間になってくれて心強いよ」
「じゃあ私はお嬢様とパチュリー様側なんですか?」
「その通りよ。まったく、妹のくせに姉に逆らうのかしら」
「逆らわれるような姉であることにまず疑問を抱くべきね。それにしても……」
レミリアは複雑そうな瞳で霖之助とフランドールを見つめていた。
パチュリーは親友の心境を慮ってか、苦笑いを浮かべて首を振る。
「これでまた同点ね。今度こそあなたを跪かせることができると思ってたのだけど」
「まったくだよ。僕の正しさを君に思い知らせるいい機会だと思ったんだが」
再び睨み合うパチュリーと霖之助。
そんな様子を眺めていると、美鈴もフランドールもなにやら察したらしい。
「……もしかして咲夜さん。さっきからずっとこんな調子なんですか?」
「そういうこと。楽しいでしょう?」
「咲夜はそれでいいかもしれないけど、付き合わされる身にもなって欲しいわ」
あんまりな従者の物言いに、レミリアは肩を落として見せた。
美鈴はなんと声をかけるべきか迷っていたようだが、かけるべき言葉が見つからなかったらしく曖昧な笑みで言葉を濁す。
「でもお姉様、食べ方ひとつでそんなに変わるものなの?」
「どうかしらね。そういえば別の食べ方なんてしたことないし」
「じゃあこの際みんなで試してみませんか? ちょうど人数分の月見うどんができあがったところですので」
「……用意がいいわね、咲夜」
「優秀ですから。差し引きして考えると、ですが」
「ひょっとして、根に持ってる?」
「いいえ、全くそんなことは」
拗ねたようにも見えなくもない従者の澄まし顔。
レミリアとフランドールは顔を見合わせ、どちらからともなく表情を崩した。
気がつけば、テーブルの上には人数分の丼が湯気を立てている。
夕食には少し早い時間だが、今日くらいは問題ないだろう。
……思えば、この人数でテーブルを囲むのは初めてのような気がする。
「パチュリー様、香霖堂さん。議論はそのくらいにして、とりあえず召し上がりませんか?」
「……仕方ないね」
「ふん、この場は美鈴の顔を立ててあげるわ」
美鈴に止められ、ようやく二人も矛を収める気になったようだ。
それからいただきますの合図を前に、レミリアはいたずらを思いついた子供のような笑みを浮かべてみせる。
「店主、それからパチェ。これから貴方たちにはいつもの逆の食べ方でそれを食べてもらうわ」
「……本気かい?」
「私もなの?」
「もちろん。美味しかったら文句は言わない。まあ、咲夜の料理がまずいはずはないけどね」
気まずそうに視線を交わす、霖之助とパチュリー。
その顔を見てようやく仕返しができた感じがして、レミリアは満足そうに頷いた。
「じゃあ私もおじさまと同じ食べ方にするわ」
「では私はつぶしてみますか」
「ふふ、月見だけに丸く収まるといいですね」
フランドールと美鈴、それから咲夜もつられて笑う。
……たまには黄身をつぶしてみるのも悪くないかもしれない。
そんなことを思いながら、レミリアはいつの間にか紅魔館にすっかり馴染んでる店主を眺めた。
彼が紅魔館の一員となる運命を、思い描きながら。
ついでにワンシーンに出せるキャラの限界を追求してみたところ大変なことに。
霖之助 パチュリー レミリア 咲夜 小悪魔 フランドール 美鈴
「君がここまで頑固だとはね。正直予想以上だよ、悪い意味で」
「あなたがそこまで融通の利かない男だとは……思ってたけど、今回ばかりは呆れ果てたわ」
霖之助は首を振り、パチュリーは大きくため息をついた。
睨み合う二人の視線が火花を散らす。
テーブルの上に置かれた紅茶はすっかりぬるくなっていたが、どちらも気にした様子はない。
「この際だから言わせてもらうが、前々から君の狭量度合いには苦言を呈したかったんだ。自分が認める物以外を是としないのならば、妄想の中に引きこもっているのと同じことだよ」
「あら、自分の趣味に合う道具ばかりを侍らせて閉じこもってるあなたに言われたくはないわね。手段と目的を履き違えたまま世界を儚むのは、何も見てないのと同じことじゃないかしら」
「魔法使いならもっと視野を広く持って他人の意見を聞き入れるべきだと言いたいんだよ、僕は」
「あなたは一度、客観的に自分を見つめ直すべきよ」
お互い一歩も譲らず、次々と捲し立てる。
そんな様子を同じテーブルで、しかし我関せずといった表情で聞き流しながら、この紅魔館の主……レミリアは小さく肩を竦めた。
「……ふたりとも、自分のことを言ってるのかしら」
「何か言った? レミィ」
「気のせいよ、パチェ」
ひらひらと手を振りながら、パチュリーから視線を逸らすレミリア。
「レミリア。この件に関して、君はどう思っているんだい?」
「そうね、私も聞きたいわ」
「ちょっと、そこで私に振らないでよ」
放っておいてくれという意思表示も虚しく、霖之助の言葉が彼女の前に立ちふさがる。
ふぁ、とあくびを噛み殺しながら、吸血鬼は二人に対して疲れた表情を浮かべた。
「別にどっちでもいいわ」
「レミィ、本気で言ってるの?」
「もちろん。本気でどうでもいいと思ってるわよ」
言葉の通り、レミリアの顔にはやる気のかけらも感じられない。
彼女はカップを傾け、一息ついてからゆっくりと口を開いた。
「だって、たかが月見うどんの食べ方でしょう?」
「一番美味しい食べ方だ。間違えないで欲しいね」
「あ、そう」
すかさず霖之助に訂正され……やはり興味なさそうにレミリアは首を振る。
しかし目の前の二人は違ったらしい。
説明が不十分だと感じたのか、霖之助は自信たっぷりに口を開いた。迷惑なことに。
考えてみれば、この二人とお茶会をするたびにこんな展開になっているような気がしなくもない。
……少しだけ自分の選択に後悔を覚えながら、彼の言葉を待つ。
「それにたかがとは言うが、食べ方ひとつとってもこだわりは千差万別。そしてそのこだわりに意味があり、順位を付けるともなれば、十分考察の余地はあると思わないかい?」
「そうよ。それに世界は何気ない日常の積み重ねでできているのだから、真理を追究するには周囲の出来事からひもといていくべきなのよ」
「大げさな。それにしても、ほんと仲いいわね貴方たち」
レミリアのぼやきを、しかし霖之助もパチュリーも聞かなかったことにしたようだ。
考えをまとめるかのように一呼吸置くと、何事もなかったかのように言葉を続ける。
「……まず確認しておこう。月見うどんを一番美味しく食べる方法だが、当然場所は外がいいだろうな。縁側でもいい。そして温かいうどんを食べるわけだから涼しくなってきた時期となる。すると晩秋の満月の晩あたりが考えられるね」
「ええ。そして曇りの日だとなおさらいいわね」
「ん、なんで? 満月なら月を見ればいいじゃない」
「わかってないな、レミリアは」
「レミィったら、まだまだね」
揃って呆れ顔を浮かべる二人。
言いたいことをぐっと堪え、レミリアは嘆息だけに留めた。
ひとつ言い返せば10にも20にもなって返ってくることは学習済み、というか体験済みなのだ。
「見えないからいいんじゃないか。雲の上には満月があるが、自分の目に映るのは丼の上の玉のみ。これでこそ月見うどんという名前の意義が果たされるというものだよ」
「それじゃあ部屋の中でも同じじゃない」
「レミィ、部屋の中じゃ月見をするって気分にはならないでしょう?」
「確かに月を見るならテラスか屋根の上だけど」
だからといって適度に相槌や質問を返さないとヘソを曲げるのがこの二人のやっかいなところである。
実に似た者同士だと思う。
「さて、ここまではいいかな?」
「まったくよくないけど、もうなんでもいいわ」
「ふむ。さて、この次が問題なんだが……」
投げやりに頷きつつ、二人を見返すレミリア。
霖之助は彼女のそんな反応を気に留めず、まるで牽制するかのようにパチュリーに視線を送りつつ、言葉を続ける。
「僕はうどんを半分くらい食べたところで黄身をつぶし、麺に絡めるのが一番美味しい食べ方だと思っている」
「無粋ね、それだと味が混ざってしまうじゃない。スープを飲む時にまとめて黄身をすするのが醍醐味だと思うわ」
「それだと一口で終わってしまい、黄身の味が存分に生かされないじゃないか」
「その儚さを楽しむものだと言ってるのよ。混ざってしまったらそれはもう月ではないわ」
再び白熱した議論が始まっていた。
まあ、これも毎度のことだ。
レミリアはお茶菓子のクッキーをつまみながら、本日何度目かのため息を吐き出した。
「あーあー。なんかそんな話をしてたわね。さっきからずっと」
「そうよ。ちゃんと話を聞いててちょうだい」
「パチェが私に無理難題を押しつけてくる……」
そんな会話は霖之助とすればいいのに、とレミリアは唇を尖らせた。
そのために彼をこの館に呼んでいるようなものなのだし。
知識人の相手をできるのは知識人だけである。
……とはいえ、たまにこうやってとばっちりが来るのは、仕方がないことと割り切ることにした。
こうやってお茶会にでも呼ばなければ、二人して何日も地下にこもっているのだし。
「ところで、レミリアはどんな食べ方をするんだい?」
「私? えーと」
霖之助に問われ、レミリアは視線を彷徨わせる。
そう意識しているわけではないので、言われてもとっさに思いつかない。
「私はパチェと同じね。一緒に食べてたら移ったというか何というか」
「ふふん、それ見なさい」
「……あれ、そうやって食べるように教えられたのだったかしら」
「単なる仕込みじゃないか」
「過程なんて些細な問題よ。重要なのはレミィが私と同じ陣営に立っているという1点だけね」
勝ち誇った表情で、パチュリーは笑う。
対する霖之助は無表情を装っていたが、悔しさが滲み出ているのを隠し切れていない。
「どう、2対1でこちらが優勢だけど、何か申し開きがあれば聞いてやってもいいわ」
「レミリア……君のことは珍しく話の合う上客だと思っていたんだが」
「ちょっと、なんで私が責められてるのよ!」
いつの間にか矛先を向けられているという事実に、レミリアは頭を振った。
彼女に睨み返されても顔色ひとつ変えず、霖之助はぽんと手を合わせる。
「紅魔館には優秀なメイドがいただろう」
「優秀すぎてネジが外れ気味のメイドならいるわね」
「洒落が効きすぎて差し引きして考えると優秀くらいの評価に収まるメイドなら知ってるわ」
「まあ、あんまりな言われようですわ」
3人の言葉に呼応するように、レミリアのすぐ隣で声が上がる。
テーブルに乗っていた3つのティーカップからはそれぞれ湯気が立ち上っていた。
お茶菓子の補充もされているようだ。
銀髪のメイドが恭しく頭を下げる。
今更こんな手品で驚く面々ではないのだが、霖之助は安堵の視線を彼女に向けたようだ。
「咲夜、いいところに来てくれたね。ちょっと聞きたいことがあるんだよ」
「はい、何なりとお尋ねください。今夜の予定でも、月見うどんの食べ方でも」
「話が早くて助かるわね」
「どうせどこかで立ち聞きしていたのでしょう。で、どうなの?」
レミリアは満足げに頷くが、パチュリーの送る視線は胡乱なものに対するそれだった。
しかしそれらをすべて受け流し、咲夜はにっこりと完璧な笑顔を浮かべる。
「私は黄身を混ぜて食べるのが好きですわ」
「ちょっと、なんでよ」
「だってその方が面白いじゃないですか」
「……獅子身中の虫ね」
いたずらっぽく笑う彼女に、パチュリーは肩を竦めた。
先ほどのお返しとばかりに、すかさず霖之助がしたり顔で割って入る。
「どうだい、これで同点だ。君の牙城は脆くも崩れ去ったわけだが」
「ふん。追いついたくらいで大きな顔しないてちょうだい。メイドに遊ばれているだけだってどうして気づかないのかしら」
「過程なんて些細な問題じゃなかったかな?」
「不毛だわ……」
「お嬢様はまだ幼くていらっしゃいますから」
レミリアの心情は、どうやらメイドには伝わらなかったらしい。
気を取り直し、目の前の惨状から目を背けつつ、従者に向かって疲れた声を上げる。
「咲夜、このくだらない論争にそろそろ決着を付けたいのだけど」
「かしこまりました、お嬢様。こんなこともあろうかと、すでに応援を呼んでおります」
つまりそれは、言い争いが長引くことを予想していたのではないだろうか。
……気にはなったが、面倒なことになりそうなので聞かないことにした。
それほど間を置かず、廊下の方から軽快な足音が聞こえてくる。
「ご指名ありがとうございます! 紅魔館の小悪魔的アイドル、小悪魔です!」
「あら小悪魔。何しに来たのかしら」
「ひっどーい! 突然呼び出されたから、パチュリー様に命じられた仕事全部ほっぽり出して駆けつけたのに!」
「そこは仕事しておきなさいよ」
思わずレミリアは同情の視線をパチュリーに向けてしまった。
咲夜は少しも動じず、楽しそうに見守っている。
霖之助とパチュリーは若干引きつった顔で、やってきた小悪魔に向き直った。
「まあいいわ。小悪魔にひとつ質問があるのだけど」
「はいはい。えーと昨日寝言でパチュリー様が呼んだ相手の名前ですか?」
「違うわ。ついでにそのことは墓まで持って行きなさい。今から送ってあげてもいいけど」
「月見うどんの食べ方だよ。黄身をいつ食べるかっていう」
「キミをいつ食べようか……? こんなところで、大胆ですね!」
照れたように身体をくねらせる小悪魔を眺め、パチュリーは疲れたような、盛大なため息をひとつ。
「……咲夜、なんでこいつを呼んだのよ」
「いいじゃないパチェ、従者は労るものよ」
横から見ている分には面白い、とレミリアの顔に書いてあったのを読んだのか、霖之助もパチュリーも渋い顔。
それでも暴走気味の小悪魔に、なんとか二人は説明を成功させたらしい。
彼女は唇に人差し指を当て、んー、と首を捻る。
「うーん。でも月見って私、食べたことないんですよね」
「あら、そうだったかしら」
「ええ。私はぶっかけ一本に絞ってますから」
キリっと表情を引き締め、小悪魔は宣言した。
「なんと言っても響きがいいですよね、ぶっかけ。あ、言わなくても分かってると思いますがもちろんトッピングはとろろなんですよ。白くてどろどろしたやつをからめるとすごく美味しくて。ちょっと聞いてますかパチュリー様」
「聞いてない。あと帰っていいわ、今すぐに」
頭痛に耐えるかのように頭を抱えていたパチュリーだったが、パチンと指を鳴らすと虚空から巨大な龍の顎が現れた。
その龍は小悪魔を一呑みにすると、そのまま虚空へと姿を消す。
あとに残ったのは静寂と、それから深いパチュリーのため息。
「……図らずも、黄身をつぶさない陣営に一票が入ってしまったわけだが」
「ノーカウントで。あんなののおかげで勝っても全く嬉しくないから」
恐る恐る、あるいは労るように声をかけた霖之助に、彼女は首を振った。
そのやりとりを横で聞いていた咲夜は、嬉しそうに手を合わせる。
「店主さん、よかったですね。ギリギリセーフですよ」
「咲夜、まさか貴方こうなることが分かってたんじゃないでしょうね」
「それは誤解ですわ、お嬢様。私はいつでもお嬢様の味方ですから」
いつも通りの笑顔でいつも通りに頭を下げる従者を見つつ、レミリアの胸中にひとつの疑念がよぎった。
……どうしてこう、紅魔館には無駄に自信たっぷりな人物しかいないのだろうか。
そんなことを思ってみたが……レミリアが他人に言えることではないので口には出さないでおく。
すると今度は、廊下から足音が二つ近づいてくるのが聞こえてきた。
「遅くなりましたー。妹様を起こすのに少々手間取りまして……」
「あら美鈴、フランも連れてきてくれたのね」
「ええ、全員集合ということだったので。咲夜さんに呼ばれてとりあえず来たんですけど、何かご用ですか?」
「ご用というか何というか。この頭でっかちな二人にちょっと付き合って欲しいんだけど」
「頭でっかちとは失礼ね、レミィ」
「じゃあ能力の無駄遣いでも何でもいいわよ」
魔法使いにとって、レミリアの紹介は不満だったらしい。
だが他にしっくりくる言葉がないのだから仕方がない。
文句を言いたそうな彼女から視線を逸らしていると、フランドールが霖之助に抱きついている光景が目に入った。
「あー、おじさま。来てたの?」
「やあフラン。お昼寝中だったのかい?」
「うん、さっきまで寝てたんだけど起こされちゃったの。でもおじさまと会えるならこんな時間に起きてみるのもいいかも」
仲の良さそうなその二人に、レミリアは唇を尖らせる。
「ずいぶん懐かれてるのね」
「おかげさまでね」
「……ふん。フラン、起きたらまず挨拶でしょう?」
「おはよーございます、おねえさま」
「なんで棒読みなのよ、全く……」
上手くいかない姉妹関係にぼやきながら、レミリアは肩を竦めた。
そんな様子を苦笑気味に眺めつつ、咲夜はパチュリーに頭を下げる。
「ではパチュリー様、説明をお願いします」
「はいはい」
事情を説明するパチュリーに、美鈴は一瞬苦笑を浮かべた。
だがそれも一瞬のこと。
「私はそのまま丸呑みですね。こう、するっと」
「えー? つぶしちゃうほうが楽しいと思うんだけど。スープの味も変わって2度楽しめるじゃない」
またもや意見が別れ、一同は顔を見合わせる。
その反応に戸惑うふたりだったが、フランドールの頭に霖之助がぽんと手を置いて撫でると、彼女はぱっと顔を輝かせた。
「妹様は店主さんや私のお仲間ですね」
「そうなの? えへへ、なんだか嬉しいかも」
「ああ、そうだね。フランが仲間になってくれて心強いよ」
「じゃあ私はお嬢様とパチュリー様側なんですか?」
「その通りよ。まったく、妹のくせに姉に逆らうのかしら」
「逆らわれるような姉であることにまず疑問を抱くべきね。それにしても……」
レミリアは複雑そうな瞳で霖之助とフランドールを見つめていた。
パチュリーは親友の心境を慮ってか、苦笑いを浮かべて首を振る。
「これでまた同点ね。今度こそあなたを跪かせることができると思ってたのだけど」
「まったくだよ。僕の正しさを君に思い知らせるいい機会だと思ったんだが」
再び睨み合うパチュリーと霖之助。
そんな様子を眺めていると、美鈴もフランドールもなにやら察したらしい。
「……もしかして咲夜さん。さっきからずっとこんな調子なんですか?」
「そういうこと。楽しいでしょう?」
「咲夜はそれでいいかもしれないけど、付き合わされる身にもなって欲しいわ」
あんまりな従者の物言いに、レミリアは肩を落として見せた。
美鈴はなんと声をかけるべきか迷っていたようだが、かけるべき言葉が見つからなかったらしく曖昧な笑みで言葉を濁す。
「でもお姉様、食べ方ひとつでそんなに変わるものなの?」
「どうかしらね。そういえば別の食べ方なんてしたことないし」
「じゃあこの際みんなで試してみませんか? ちょうど人数分の月見うどんができあがったところですので」
「……用意がいいわね、咲夜」
「優秀ですから。差し引きして考えると、ですが」
「ひょっとして、根に持ってる?」
「いいえ、全くそんなことは」
拗ねたようにも見えなくもない従者の澄まし顔。
レミリアとフランドールは顔を見合わせ、どちらからともなく表情を崩した。
気がつけば、テーブルの上には人数分の丼が湯気を立てている。
夕食には少し早い時間だが、今日くらいは問題ないだろう。
……思えば、この人数でテーブルを囲むのは初めてのような気がする。
「パチュリー様、香霖堂さん。議論はそのくらいにして、とりあえず召し上がりませんか?」
「……仕方ないね」
「ふん、この場は美鈴の顔を立ててあげるわ」
美鈴に止められ、ようやく二人も矛を収める気になったようだ。
それからいただきますの合図を前に、レミリアはいたずらを思いついた子供のような笑みを浮かべてみせる。
「店主、それからパチェ。これから貴方たちにはいつもの逆の食べ方でそれを食べてもらうわ」
「……本気かい?」
「私もなの?」
「もちろん。美味しかったら文句は言わない。まあ、咲夜の料理がまずいはずはないけどね」
気まずそうに視線を交わす、霖之助とパチュリー。
その顔を見てようやく仕返しができた感じがして、レミリアは満足そうに頷いた。
「じゃあ私もおじさまと同じ食べ方にするわ」
「では私はつぶしてみますか」
「ふふ、月見だけに丸く収まるといいですね」
フランドールと美鈴、それから咲夜もつられて笑う。
……たまには黄身をつぶしてみるのも悪くないかもしれない。
そんなことを思いながら、レミリアはいつの間にか紅魔館にすっかり馴染んでる店主を眺めた。
彼が紅魔館の一員となる運命を、思い描きながら。
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No title
いつも悶えながら読ませていただいてます、紅魔舘組との相性はやはりとてもいいですね。
No title
あれ?霖之助って紅魔館のメンバーでしたっけ?と思ってしまうくらい見事にとけ込んでいましたねwww ここまで違和感ないと他のみんなは手が出しにくいかもしれませんなぁ。
それにしてもフランと霖之助の関係を複雑そうに見つめるレミリアは可愛いですね。フランの気持ちを知るためにも、レミリアも霖之助に甘えてみたらいいんじゃないかなと思ったり(笑)
・・・小悪魔はどの作品でもやっぱり小悪魔なんですねwww
それにしてもフランと霖之助の関係を複雑そうに見つめるレミリアは可愛いですね。フランの気持ちを知るためにも、レミリアも霖之助に甘えてみたらいいんじゃないかなと思ったり(笑)
・・・小悪魔はどの作品でもやっぱり小悪魔なんですねwww
こんな話題に全力で議論できるほどのパチュリーと霖之助の仲にニヤニヤとさせられました。
それと小悪魔のフリーダムさにもw
それと小悪魔のフリーダムさにもw
知識人は頭が堅いからこんなことででも激しく争うんだろうなぁ
どうあがいても小悪魔は子悪魔であったwww
どうあがいても小悪魔は子悪魔であったwww
今回も堪能させていただきました。
・・・・・・これはなんと分類すべきか・・・・・・強いて言うなら紅魔霖?
霖之助との談義を楽しむパチェリー、今夜の予定を聞いたら教えてくれそうな咲夜さん、下心前回のこあ、なつくフラン、霖之助の紅魔館入りに期待するおぜうさま。様々な味が合わさった贅沢な一品でした。
ところで、月見うどん美味しいですよね。この時期に食う熱々のうどんが美味しくて美味しくて。
因みに俺は卵を二ついれて楽しむ、邪道ですwww
・・・・・・これはなんと分類すべきか・・・・・・強いて言うなら紅魔霖?
霖之助との談義を楽しむパチェリー、今夜の予定を聞いたら教えてくれそうな咲夜さん、下心前回のこあ、なつくフラン、霖之助の紅魔館入りに期待するおぜうさま。様々な味が合わさった贅沢な一品でした。
ところで、月見うどん美味しいですよね。この時期に食う熱々のうどんが美味しくて美味しくて。
因みに俺は卵を二ついれて楽しむ、邪道ですwww
No title
冒頭から熱い議論を交わしていたと思えば・・・
君ら仲良過ぎw
小悪魔は相変わらず子悪魔でしたかw
君ら仲良過ぎw
小悪魔は相変わらず子悪魔でしたかw
No title
なんだ、ただの似た者同士か
俺は潰して食べる派なわけですけども
しかし、実際セルフのうどん屋に行ったらぶっかけうどん喰うあたり小悪魔と同じになるのか
俺は潰して食べる派なわけですけども
しかし、実際セルフのうどん屋に行ったらぶっかけうどん喰うあたり小悪魔と同じになるのか
私にいい考えがある!
「同じ意見となったメンバーで一緒にお風呂に入ってもらう」と言えば良いのだ。
霖之助さんから答えてもらえば、おそらく満場一致になるだろう。
ところで合同誌が無事に買えました。
俺……このコメントを投稿し終えたら、合同誌を読むんだ……。
「同じ意見となったメンバーで一緒にお風呂に入ってもらう」と言えば良いのだ。
霖之助さんから答えてもらえば、おそらく満場一致になるだろう。
ところで合同誌が無事に買えました。
俺……このコメントを投稿し終えたら、合同誌を読むんだ……。
やっぱり
紅魔組との組み合わせは良いですねー
それぞれのキャラが濃いのに
それぞれのキャラが巧くまとまっている
そんな紅魔組との組み合わせ
スゴく好きです むしろ主食ですね
それにしても……
こぁの存在、ギャグすぎてww
紅魔組との組み合わせは良いですねー
それぞれのキャラが濃いのに
それぞれのキャラが巧くまとまっている
そんな紅魔組との組み合わせ
スゴく好きです むしろ主食ですね
それにしても……
こぁの存在、ギャグすぎてww